まんまるらいふ

ゆるゆるブログやってみます。

コロナ禍での出産

20208月に、

予定帝王切開で男の子を出産しました。

 

妊娠期間の大部分がコロナ禍での生活でした。

妊娠中に旦那さんと2人で旅行も計画していたのに結局行けず

ひたすら家で過ごす妊婦生活となりました。

「今のうちにいろんなカフェ行ったり、お出かけしよう!」って

楽しみにしてたのになあ〜。

 

◎付き添い不可の妊婦健診

妊婦健診は、最初の頃から旦那さんが付き添いで来てくれていて

「お腹のエコーになったら一緒に見たいね〜」と話していました。

しかし、やっと経腹エコーでの検査がある時期にきたぞーと思ったら、

緊急事態宣言が出て病院への付き添いが不可になってしまいました。

病院は家から車で5分ほどの距離だったのですが、

毎回送り迎えだけしてもらい、入口でバイバイでした。

 

通っていた病院には、喫茶店があって、

健診後にコーヒーなどのドリンク(ノンカフェイン!)とシフォンケーキのセットを無料で食べられる特典がありました。

毎回、旦那さんと2人でその日のエコー写真を見ながら

ゆっくりするのが好きでした。

それが緊急事態宣言後から喫茶店がお休みに入ってしまったので、

悲しかったです。(食い意地。笑)

病院のエステもお休み、4Dエコーも中止になってしまい、

楽しみがどんどん減っていくと悲しい気持ちでした。

 

◎里帰り出産

私は、実家のある隣の県への里帰り出産を予定していました。

妊娠初期の頃(コロナが流行する前)に予約していたので、

予定どおり病院へ受け入れて頂けました。

 

ただ、里帰り先での1回目の健診は、

「実家で2週間待機してから来て欲しい」とのことでした。

健診の間隔が2週間おきの頃だったので、

今の自宅側で健診を受けて、すぐに実家に帰るという多忙スケジュールとなりました。笑

 

実家へ帰っても、病院への付き添い不可は変わらなかったので、

一人で健診を受けました。

 

◎面会不可の入院生活

私は、逆子だったので帝王切開の予定でした。

コロナの感染状況が、毎日変わると同時に、

立ち会い出産できるかどうかも、本当に刻一刻と状況が変わっていました。

病院からのお知らせを見ていると、

昨日までは立ち会いできたのに、今日から立ち会い不可など。

「私の時はどうなるんだろう?」と、すごく不安でした。

 

びくびくして過ごしていましたが、

幸いにも立ち会い可能な時期に出産することができました。

出産当日、1人だけ付き添いで病院へ入ることができ、

出産後2時間までは病院にいてもいいとのことでした。

 

私は、予定帝王切開だったので、

朝に旦那さんと一緒に入院バッグを持って病院に入りました。

病室で手術を待つ間、「術後は動けないし、一人だし、

今のうちに荷物をいろいろベッド周りにセットしておこう〜!」と、

ごそごそと携帯や充電器をスタンバイさせました。

 

いよいよ、手術の時間になりました。

手術室の中でも、マスク着用です。

必要に応じて、看護師さんがマスクを外してくれました。

 

赤ちゃんが無事に産まれたあと、手術室前で待っていた旦那さんは、

赤ちゃんを抱っこすることができたそうです。

赤ちゃんの写真もたくさん撮ってくれていました。

はじめてのツーショットが旦那さんなのが少し悔しい。笑

 

そして、術後2時間は旦那さんと話したり、

荷物を少し整理してもらったりして過ごしました。

面会不可なので、旦那さんが帰ったら、1週間ひとりぼっちで過ごします。

部屋も個室だったので、帰ってしまうのが寂しかったです。

 

一人になってから、

早速いろいろと不便なことが起こりました。

寝たきりの状態だと、ベッド周りに置いた物たちにも手が届かず。

傷口のことを考えると、横に向いたりするのも痛くて怖くて。笑

自分がこんなに動けないなんて!と悲しくなりました。

 

まず、ナースコール。

ベッドのヘッドボードから長いコードで繋がっているタイプのものでした。

すぐに押せるように枕元に置いてもらったのですが、私のベッドは電動ベッド。

自力で起き上がることができないので、電動ベッドさんに起こしてもらいます。

すると、コードが引っかかってナースコールが床へ落下〜!

ナンテコッタ。。

誰かを呼びたくても呼べなくて泣きそうでした。

幸い、特に大きな出来事もなく、定期的に様子を見に来てくれる看護師さんに

「ナースコールが落ちました」と何回も助けてもらいました。笑

 

そして就寝時間。

自分でベッドから動けないので、電気を切ったり、カーテンをしめたり、

看護師さんが全部やってくれました。

寝る時の電気の明るさまで調整してくれました。

ありがとうございます;∀;)

 

入院2日目。

次に困ったのは、ごはんです。

まず、朝に水を飲んでみるところから始めるため、

ペットボトルの水をもらったのですが、サイドテーブルに手が届かない。笑

受け取って飲んで、そのまま置くことができず、

持ったまま過ごすこと小一時間。笑

もうちょっと頑張れば届いたかもしれないけど、まだ痛いし、動くのが怖くて

またもや、看護師さんが来てくれたときに「すみません」と置いてもらう。

「なんでも呼んでくれていいのよ〜♪」と言ってくれたけど、

忙しそうだから呼びづらい…(д)

 

お昼は、全粥食。

術後、はじめてのごはん!!

食事がおいしいことで有名な病院だったのでワクワクでした。

運ばれてきたおぼんを見ると、全粥食でも、とっても豪華〜!

お腹ぺこぺこで、電動ベッドをウィーンと動かして体を起こします。

しかし!!

ベッドにつけられたテーブルまでちょっと遠い。なんかテーブル高いし。笑

ベッドを直角にしても届かないし、動くと痛いし、お腹空いたし、必死。笑

 

おぼんの手前には、なんとか手が届いたので、

手前から食べ始めて、おぼんをくるくると回しながら食べ進めました。

おぼんの真ん中が、なかなか届かなくてつらかった。

でも、どうしても食べたくて、なんとか完食。笑

 

術後2日目までは、

血栓予防のフットポンプがついていて動きづらかったのですが、

歩けるようになると、ひとりぼっちでも特に不便は感じませんでした。

むしろ、誰もいないので、変な姿勢で歩いても平気です。笑

へっぴり腰で、スススーっと歩いていました。笑

 

 

1人でつらいと思ったことは、やっぱり寂しかったことです。

ごはんの時間が唯一の楽しみで、配膳時間になると自分でテーブルをセットして

扉の方を向いてごはんを待っていました。犬か。笑

それくらいやることがなくて寂しかったのです。(今思えば贅沢な時間〜…!)

母子同室でしたが、新生児は寝てることも多いし、

検査でいないことが多かったので、ひとりぼっち感がありました。

また、はじめての赤ちゃんなので、二人きりになるとなんだかソワソワしました。

次泣いたらどうしよう〜?うまく授乳できるかな?と不安でいっぱいでした。

困ったときは助産師さんにいろいろ教えてもらったり、

なんとか過ごすことが出来ました。合宿のようでした。

一人だからやるしかない!という気持ちで踏ん張りました。

 

退院して、1週間ぶりに外に出て旦那さんや家族に会えたとき、

とーっても嬉しかったのを覚えています。

旦那さんや実家の両親が赤ちゃんを迎える準備をたくさんしてくれていて。

 

いま振り返ってみると、面会不可は寂しかったけれど、

ゆっくりできたのでよかったのかもしれません。

面会可能で、いろんな人が来てくれる状況を経験していないので、

一概には言えませんが、私は人が来ると気を遣って疲れてしまう気がするので

産後のバタバタした生活を考えると、

一人でのんびりできたのは貴重な時間だったなあと思います。