まんまるらいふ

ゆるゆるブログやってみます。

予定帝王切開出産レポ

私は昔から、ケガや手術の話がとっても苦手です。

中学生の頃くらいからかな?

授業や雑談で、そういう話を聞くたびにクラクラしてきて、

その度に保健室で休んでいました。

あとは、入院中の人のお見舞いに行くと、

話を聞いた私の方が顔色が悪くなって心配されたり。笑

目の前がチカチカしてきて、視界が暗く狭くなってきて、

倒れそうになるんですよね。

調べてみたら、血管迷走神経反射の症状なのかな?

そういう話を聞くたびに失神しそうになっていました。

医療系のドラマも怖くて見れません。

 

そんな私が20208月に、

予定帝王切開で男の子を出産しました!

逆子だったからです。

まさか自分が帝王切開になるなんて思っていませんでした。

 

子供は欲しかったので、妊娠は嬉しくてワクワクしていました。

出産がんばるぞ!という覚悟はあったつもりです。

でも、それは経膣分娩を想像した覚悟で、お腹を切るのはまた違ったのです。

切ること自体はもちろん怖いし、傷が残るのも嫌でした。

さらに不安だったのは、部分麻酔という点。

感覚が分かるって聞くし、そんなの耐えられる自信がありません

赤ちゃんが無事に産まれてきてくれることが一番!と思いながらも、

恐怖で震えていました。

 

今思えば、どんな出産方法であってもきっと私は怯えていたと思います。

経膣分娩でも、陣痛は絶対つらいし、会陰切開もあるし、

想像するだけで本当に痛いし、恐怖です。

 

 

妊娠中は、食べづわりが少しある程度で、

フルタイムで働くこともでき、快適な妊娠生活を送っていました。

 

しかし、産休に入っても、30週になっても、

お腹の子が逆子のままだったのでかなり焦り始めました。

必死に必死に、逆子体操をしたり、お灸へ通ったり、

お腹へ話しかけたり、逆子がなおるよう全力で努力しました。

我が子よ、無理に直そうとしてごめんね

こんな必死でいろいろやってたら、余計に逆子のままだよね〜。笑

 

出産直前まで赤ちゃんはお腹の中で元気にドコドコ動いていましたが、

結局逆子は直らず。

予定帝王切開にて出産することになりました。

 

手術に関する事前の説明は聞きたくなかったので(笑)、

最低限の説明をベッドに横になった状態でしてもらいました。

「この話は大丈夫?」と途中で確認しながら話して頂き、

看護師さんの優しさと、自分の情けなさで、

本当すみませんという気持ちでした

 

そして、実際に手術当日どうだったかというと、

手術室に入った途端に大泣きしました。笑

 

病室で待っている間は、旦那さんも一緒にいてくれたので気が紛れたし、

目の前で泣いて心配かけたくないという気持ちがありました。

でも、手術室に入った途端にもう逃げられないと思い(笑)、

過呼吸になりそうなほど涙が出てきました。

大人なのに恥ずかしいし、迷惑な患者でごめんなさいと思いながらも、

もう本当にそれどころじゃなかったのです!!笑 

 

そんな状況でも、病院のスタッフさんは本当に優しかったです。

励まされながら、準備が進んでいきます。こわいよ〜。

事前に「手術中の状況がわからないようにしてほしい」とお願いしていました。

下半身が隠れるカーテンも、早めにかけてくれました。

でも、部分麻酔で意識があるので、やっぱりお腹の感覚はなんとなく分かります。

変な感じがして気持ち悪くなってきたので、

意識をそらすため、何も考えない!と考え続けました。笑

先生や助産師さんは「赤ちゃん出てくるよー」とだけ伝えてくれて、

励まし続けてくれました。

助産師さんに手を握ってもらい、シクシク泣きながら、

ひたすら恐怖に耐えること数分

赤ちゃんに会えた瞬間、

私はこの子に10ヶ月ずっと会いたかったんだ〜!!」と嬉しくなり、また大号泣。笑

 

手術自体はとても怖かったけれど、手術室の雰囲気はすごく穏やかでした。

幸せな手術とはこういうことか〜と意識が朦朧とした中で思いました。

 

術後は、痛み止めのおかげで激痛を感じることはなかったです。

後陣痛も痛かったけど、意識がぼーっとしていて、

小さくうめいていたことだけ覚えています。

悪露を出すために、お腹をぐぐぐーっと定期的に押されるのがいちばん辛くて、

もうヤメテクレーって感じでした。笑

 

ふとした時に「お腹が切れている〜、痛いよ〜」と思うとクラクラしましたが、

無事に赤ちゃんが出てきてくれた安心感の方が大きかったです。

 

術後2日目には歩き始めて、

自分のお腹に大きなガーゼが貼られているのを見ました。

「わー、ほんとにここから出てきたのかー」と感心したのを覚えています。

意外とショックじゃなかったんですよね。産後ハイのおかげ?笑

 

術後3日目にはスタスタ歩いて、ごはんももりもり食べていて、

人間の回復力ってすごいと思いました。

術後4日目にシャワーも浴びました。

水をかけるのはやっぱり怖くて勇気がいりました!笑

退院する頃には、起き上がる瞬間が痛いくらいで、

日常生活で痛みを感じることはあまりなかったです。

 

 

産まれる前は、不安で仕方なかったし、手術は怖かったですが、

病院のスタッフの方々のおかげで無事に乗り越えることができました。

そして、もう最後は「まな板の鯉」状態なので必死に耐えるのみでした。

きっと私は、すごい形相をしていただろうな。笑

 

出産を振り返ってみて、

事前に不安なことを先生に伝えておいてよかったと思います。

また、抜糸が必要ない病院だったのもよかったなと思いました。

抜糸もあったら、それも失神しそうな気が。笑

 

心残りなのは、逆子を気にしすぎて妊婦生活を最後まで楽しめなかったことです。

逆子を直すために、必死に毎日検索していたので、

その時間をベビーグッズを調べる時間にしたり、

お腹の赤ちゃんに楽しく話しかける時間にすればよかったなあ

コロナで外出できなかったから余計に

 

ちなみに、傷自体は横切りだったのでパンツを履いてしまえば隠れます。

ビキニも着ようと思えば、バッチリ着れます。お腹ぽよぽよマンです。笑

傷を見たり、出産当日を思い出して、クラクラすることもありません。

でも、手術の話を聞いたり、医療ドラマは相変わらず見れません。笑

 

逆子だった理由は、最後までわかりませんでした。

本当にその位置の居心地がよかっただけなのかな?それだったら嬉しいです。

この子が無事に産まれてきてくれて本当によかったと思います。

産後の生活は大変だけれど、子供は本当に可愛くてたまりません!